英ビジネス・イノベーション省のケーブル大臣は3月27日、低排出ガス技術の開発・生産に関する4件のプロジェクトに助成金を交付すると発表した。低炭素技術の普及を支援する官民連携の「先進推進センター(APC)」による事業の一環として実施する。
今回支援対象に選定されたのは、◇ライトバス(Wrightbus)向け次世代EVバスおよびハイブリッドバスの開発(助成額430万ポンド)◇インテリジェント・エナジーによるEV商用車向け水素燃料電池レンジエクステンダーの開発(630万ポンド)◇ホーファ・パワートレインによる高効率トランスミッションと電気ドライブトレインの開発(1,640万ポンド)◇パーキンス・エンジン・カンパニーによるオフハイウェイ用ディーゼルエンジンの開発(1,300万ポンド)――の4件のプロジェクト。
APCは、政府と自動車業界が各5億ポンドずつ計10億ポンドを拠出し、有害物質と二酸化炭素(CO2)の排出量がより少ない効率的なパワートレインの開発を目指すもので、昨年の創設以来、10件のプロジェクトを支援してきた。APCの助成事業の公募は年2回行われ、次回の公募は近く実施される予定だ。