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2015/4/2

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ハンコックタイヤ、ドイツに倉庫・流通センター建設

この記事の要約

韓国のハンコックタイヤは3月31日、ドイツのヒューンフェルト(フランクフルト近郊)に新たに倉庫・流通センターを建設していることを明らかにした。倉庫面積は約3万平方メートルで、約70万本のタイヤを保管することができる。同拠 […]

韓国のハンコックタイヤは3月31日、ドイツのヒューンフェルト(フランクフルト近郊)に新たに倉庫・流通センターを建設していることを明らかにした。倉庫面積は約3万平方メートルで、約70万本のタイヤを保管することができる。同拠点からドイツ、オーストリア、スイスの顧客に製品を出荷する。

同拠点では、乗用車、軽商用車、SUV、モータースポーツ用のタイヤを取り扱う。6月に従業員75人の体制で業務を開始する予定。同拠点の近くに本社を置く独物流会社のミュラー・ウント・パートナー(Mueller + Partner)が運営協力する。

新倉庫は交通アクセスが良いため、ドイツでは注文を受けた日に製品を届けることができ、スイスやオーストリア向けの納品時間も短縮できるという。また、大型倉庫の建設により、幅広い製品を保管できるようになる。

■ ハンガリー工場を拡張、生産能力は年1,900万本に

ハンコックタイヤは欧州では、ドイツのハノーバーにある研究開発センターで新車用タイヤや現地市場のニーズに合ったタイヤの開発を行っている。工場はハンガリー中部フェイェール県のラーチャルマーシュにある。

ハンガリー工場は拡張工事をほぼ終えており、2015年に生産を開始する予定。新生産棟の完成により生産能力は年最大1,900万本に拡大する予定。同工場には現在、3,200人以上が勤務し、乗用車用やスポーツ用多目的車(SUV)用、軽商用車用のタイヤを年約1,400万本生産している。

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