仏タイヤ大手ミシュランは14日、タイヤのネット通販最大手アロプヌ(Allopneus)の株式40%を6,000万ユーロで取得したと発表した。ネット通販事業を強化するのが狙い。
アロプヌはエクサンプロバンスに本社を置く。従業員数は200人で、昨年は300万本のタイヤを販売。フランスのタイヤ小売市場で7%のシェアを持つ。同社の創業者であるブレイズ氏は、ミシュランの出資を受け入れることで、ミシュランの販売子会社ユーロマスターのネットワークが利用できるようになるなど多くのメリットが期待でき、成長を加速させることができるとの考えを示した。
ミシュランによると、フランスではタイヤの購入を検討している消費者の75%がインターネットで詳細な情報を調べ、このうち13%が実際にネットでタイヤを購入しているという。同社はアロプヌへの資本参加を通じてオンライン販売事業を強化し、小売市場でのプレゼンス強化を目指す。