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2015/4/24

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フロイデンベルク・NOK、サトウキビを原料にしたゴム化合物を開発

この記事の要約

NOK(東京都港区)と独フロイデンベルクが米国に設立した合弁会社フロイデンベルク・NOKシーリング・テクノロジーズは17日、サトウキビを原料とするポリマー(高分子化合物)からエチレンプロピレンゴム(EPDM)コンパウンド […]

NOK(東京都港区)と独フロイデンベルクが米国に設立した合弁会社フロイデンベルク・NOKシーリング・テクノロジーズは17日、サトウキビを原料とするポリマー(高分子化合物)からエチレンプロピレンゴム(EPDM)コンパウンド(ゴム化合物)を開発したと発表した。サトウキビの割合が最大45%のエチレンを使用している。このEPDMコンパウンドは、冷却液などのシールに活用できるという。

EPDMコンパウンドは通常、石油由来のエチレンとプロピレンを原料に使用している。フロイデンベルク・NOKの研究チームは、サトウキビから製造したエタノールからエチレンを生成し、ポリマーの基盤とした。

このEPDMコンパウンドは、冷却液や蒸気、合成系油圧作動油、ブレーキ液、航空機向けのリン酸エステル系作動液などに使用できるという。摂氏150度の温度まで耐熱性があり、圧縮応力にも優れるとしていう。

フロイデンベルク・NOKはEPDMコンパウンドの開発では、シングルキャビディの射出成形で生産コストを抑えることができ、また、生産工程での廃棄物やエネルギー消費を削減し、生産管理や品質も改善する次世代の新材料の開発を目指してきた、と説明している。

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