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2015/4/30

企業情報 - 自動車メーカー

露ソレルス、大幅な減収減益

この記事の要約

ロシア自動車大手のソレルスがこのほど発表した2014年通期決算の売上高は479億700万ルーブルとなり、前年の613億1,700万ルーブルから大幅に減少した。営業利益(EBITDA)も43億900万ユーロと、前年の63億 […]

ロシア自動車大手のソレルスがこのほど発表した2014年通期決算の売上高は479億700万ルーブルとなり、前年の613億1,700万ルーブルから大幅に減少した。営業利益(EBITDA)も43億900万ユーロと、前年の63億8,700万ルーブルから大きく落ち込んでいる。EBITDAベースの売上高利益率は9%だった。

大幅な減収減益は、ロシア乗用車市場の低迷による販売減少が主因。傘下の韓国・双竜自動車の収益が販売不振やウォン安の影響で悪化したことも響いた。一方、四輪駆動車メーカーUAZは採算性が改善し、SUVや小型商用車(LCV)市場でシェアを伸ばしたという。

ソレルスの2014年通期の純損失は37億3,600万ルーブル。米フォード・モーターとの合弁会社フォード・ソレルスの純損失が54億6,500万ルーブルと大きかった。同合弁事業を除くと17億2,900万ルーブルの黒字となる。

ソレルスとフォードは3月31日、同合弁の業績改善に向けた追加投資で合意した。資金は、新製品の発売や部品の現地調達率の拡大に投入する。また、折半出資の構造は維持するが、フォードが優先株の取得を通して合弁会社の経営権を握ることでも合意した。

(1RUB=2.33JPY)

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