旭硝子(AGC、東京都千代田区)は4月28日、ポーランドの投資会社エンタープライズ・インベスターズから自動車用補修ガラスの製造・販売などを事業とする同国のノードグラスを買収することで合意したと発表した。同取引の成立には欧州独占禁止法当局の承認が必要となる。
旭硝子は欧州では、東欧およびロシアを中心に自動車用補修ガラス事業を展開している。ノードグラスはポーランドを中心に、中欧、北欧に事業基盤を持つことから、地理的な補完効果が大きいと判断した。
ノードグラスは1991年の設立で従業員数は約1,100人。2014年は約130万枚のフロントガラスを販売、売上高は7,800万ユーロだった。
旭硝子はベルギー子会社AGCガラスヨーロッパ(旭硝子の出資比率:100%)の100%子会社で自動車ガラス事業を展開するAGCオートモーティブ・ヨーロッパを通してノードグラスを買収する。