独エコ電力大手のリヒトブリックは1日、米電気スポーツカーメーカーのテスラモーターズと定置用蓄電池の販売で提携したと発表した。テスラがこのほどロサンゼルスで発表した定置用蓄電池「パワーウオール・ホーム・バッテリー」をリヒトブリックが販売する。当初はドイツでの販売で協力するが、その後、欧州連合(EU)、米国、オーストラリア、ニュージーランドにも販売地域を広げていく。
テスラの「パワーウオール・ホーム・バッテリー」は定置用リチウムイオン電池で、太陽光発電設備や風力発電設備など再生可能エネルギーの余剰電力を蓄電し、有効利用することができる。蓄電容量は7キロワット時(kWh)と10 kWhがある。高さ130cm、幅860 cm×奥行18 cmの大きさで、重さは約100キログラム。一般家庭や事業所、中堅企業に需要があると見込んでいる。容量を大きくしたい場合は、複数のバッテリーを連結して利用することもできる。
リヒトブリックは同社のITプラットフォーム「SchwarmDirigent」を通して再生可能エネルギー発電設備と蓄電池を連携する電力サービスを提供している。