独自動車大手のダイムラーと産業ガス大手のリンデ、石油大手のトタルは5月4日、ドイツのヴュルツブルク~ニュルンベルク間にある高速道路A 3 号線のパーキングエリア(ガイゼルヴィント)で水素燃料充填スタンドの運営を開始する式典を行った。この水素スタンドはトタルが運営するガソリンスタンド内に設置された。高速道路沿いでは初めての充填スタンドで、フランクフルト、シュツットガルト、ミュンヘンのドイツ南部の大都市を結ぶ位置にある。
今回のプロジェクトは、ドイツ政府が支援する水素燃料の実用化を目指すプロジェクト「クリーン・エネルギー・パートナーシップ(CEP)」の一環に位置付けられる。ドイツにある公共の水素充填スタンド18カ所のうち、トタルは今回の充填スタンドも含め計7カ所を運営している。