独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは6 日、コネクティビティ(ネットワーク接続)技術の分野でアイルランドの移動通信会社キュービック・テレコムと戦略提携すると発表した。子会社アウディ・エレクトロニクス・ベンチャー(AEV)を通してキュービック・テレコムに少数出資者として資本参加する。
キュービック・テレコムはクラウドベースのマシン・ツー・マシン(M2M)プラットフォーム(機械間の通信技術)を得意とする。AEVのペーター・シュタイナー社長は提携の目的について、「アウディとキュービック・テレコムはインフォテイメントソリューションにおいて強力な開発パートナー関係にあり、将来、アウディ車のインフォテイメント関連技術やインターネット接続をさらに改善していくことになる」とコメントした。
アウディは2011年から米ラスベガスの国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で先駆的なエレクトロニクス技術を紹介している。5月末にはCESのアジア見本市として上海で初めて開催される「インターナショナルCESアジア」(5月25~27日)にも基調講演への参加や出展を予定している。