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2015/6/12

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、米工場の生産能力増強を計画・SUVのEV生産も=独誌

この記事の要約

独高級車大手BMWのハラルド・クリューガー新社長は米サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場を同社最大規模の工場に拡張することを計画しているもようだ。販売好調なSUVのXシリーズの生産能力を強化する方針で、「i」シリーズ […]

独高級車大手BMWのハラルド・クリューガー新社長は米サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場を同社最大規模の工場に拡張することを計画しているもようだ。販売好調なSUVのXシリーズの生産能力を強化する方針で、「i」シリーズからSUVのEVを発売する計画もあるという。6月5日発行の独経済誌『ヴィルツシャフツボッヘ』が業界筋から得た情報として報じた。

BMWの電気駆動モデル「i」シリーズは現在、ドイツのライプチヒ工場で生産されている。同誌によると、SUVの電気自動車はスパータンバーグ工場で生産する計画で、米電気スポーツカーメーカーのテスラが今秋に発売予定のSUV「Xモデル」の競合モデルとして市場投入する方針という。Xモデルはすでに2万を超える予約があるとされている。ただ、BMWではSUVのEVを生産する計画は現在、取締役会の承認を得ていない段階にあるという。

同誌によると、BMWは10億ユーロを投資してスパータンバーグ工場の生産能力を年約45万台に増強する計画で、従業員数も8,800人に増える見通し。現在、BMWの最大規模の工場はドイツのディンゴルフィング工場で、年約34万台の生産能力を持つ。

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