独自動車大手のダイムラーは、駐車場における自動駐車技術を開発するためのパイロットプロジェクトを実施する。ダイムラーと独自動車部品大手のボッシュ、ダイムラー傘下のカーシェアリングサービス「Car2go」が共同で実施するもので、3社は8日にプロジェクト契約に署名した。
同プロジェクトでは、ユーザーがスマートフォンでCar2goの車両を予約し、利用時に駐車場のピックアップゾーンで待機していると、自動運転により車両がピックアップゾーンまで移動してくるシステムを計画している。返車時には、ユーザーが降車ゾーン(ドロップゾーン)で車を降りると自動運転で指定の駐車スペースへ戻る仕組み。
ボッシュは駐車場が空いているかどうかを判断するためのセンサーや、カメラ、通信など駐車場のインフラ技術や自動車の制御装置をパイロットプロジェクトに投入する。ダイムラーは車載センサー、Car2goはカーシェアリングに関するノウハウなどを提供する。