ケーブル保護管などを製造する独シュレマーはこのほど、中国の天津とフィリピンのサンタロサにそれぞれ新工場を開設した。サンタロサ工場はフィリピンで初めての生産拠点で、天津工場は中国で8カ所目となる。2工場の開設によりアジア事業をさらに強化する。
サンタロサ工場は6月26日に開設した。面積は約6,000平方メートルで、2つの生産ラインで波型チューブを生産している。生産能力は年最大700万メートル。このほか、自動車用のヒューズボックスを射出成形機3台使って生産している。
天津工場は6月24日に開設した。面積は約6,000平方メートル。将来的に年最大900万メートルの波型チューブやケーブル管路を生産する計画。同工場でも射出成形部品を生産している。当初の従業員数は20人。製品はデルファイや長城汽車、レオニ、矢崎総業、住友電工などの電線メーカーに供給している。