FCA

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) は傘下の伊自動車部品大手マニエッティ・マレリの売却を検討しているもようだ。伊日刊紙『イル・ソーレ・24オーレ』によると、複数の米金融ファンドが共同で25億~33億ユーロで買収することを計画しているという。また、ロイター通信(17日付、電子版)は、6月に米国の企業買収ファンドが25億ユーロを下回る価格で買収提案をしたものの、FCAは30億ユーロ以下の提案には応じないとして、拒否したと報じている。FCAは今秋に傘下の高級スポーツカーメーカーであるフェラーリの新規株式公開(IPO)を計画しており、マニエッティ・マレリの売却はフェラーリのIPO以降になると見られている。マニエッティ・マレリの2014年の売上高は約65億ユーロ。世界に約3万8,000人の従業員を持つ。

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