独車載通信機器メーカーのパイカー・アクースティックは9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)(プレスデー:9月15~16日、一般公開:9月17~27日)にインテリジェント・アンテナ・モジュール(IAM)を出展する。
IAMは米ラスベガスの国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2015)」で披露した製品で、LTEテレマティクス制御装置とラジオチューナーモジュールを組み合わせたオールインワンコンセプトが特徴。無線LANの利用やインターネット接続、各自動車メーカーが提供するインフォテイメントサービスへの接続を可能にするほか、アナログラジオ、デジタルラジオ、衛星ラジオ、ウェブベースのラジオなどを利用できる。
IAMは全地球測位システム(GPS)、ロシアの衛星測位システムであるグロナス(GLONASS)」、自動車事故の自動通報システム「eコール」に対応しており、ラジオ放送は欧州と北米の放送技術規格(AM、FM、HD、DAB+、DRM、SDARS)をカバーしている。また、V2X(車車間、路車間)通信にも活用できる。