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2015/9/18

企業情報 - 部品メーカー

独KSPG、チェコの新工場が操業開始

この記事の要約

独自動車部品メーカーのKSPGは10日、チェコ北西部のウースチー県ハバジョヴィツェに建設した新工場の操業を開始したと発表した。アフターマーケット事業子会社のMSモーターサービス・インターナショナルが世界市場向けに高性能ピ […]

独自動車部品メーカーのKSPGは10日、チェコ北西部のウースチー県ハバジョヴィツェに建設した新工場の操業を開始したと発表した。アフターマーケット事業子会社のMSモーターサービス・インターナショナルが世界市場向けに高性能ピストンを小規模生産する。KSPGはハバジョヴィツェ近郊のトルミツェに2工場を持っており、これでチェコの工場は3カ所となる。

新工場の建設投資は数千万ユーロ。敷地面積は約5万平方メートルで、生産エリアは4,500平方メートル。当初は従業員数42人で生産を開始する。年内に約60人に増やし、来年も増員する計画。同工場で生産するピストンは、生産工程が極めて複雑であるため、比較的小さい生産規模(小ロット生産)になるという。このため、既存の2工場とのインフラ共有や連携により高い生産性を確保する。

トルミツェでは、ハードパーツ事業部門のKSPGコルベンシュミットが1995年から金属製ピストンを生産、メカトロニクス事業子会社のピーアブルクは2005年から排出ガス再循環(EGR)バルブや2次エアシステム、排気ガスフラップを生産している。

KSPGはウースチー県に約1,200人の従業員を持つ。2015年の売上高は約3億6,000万ユーロ(約97億チェココルナ)となる見通し。

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