ジョンソン・コントロールズ傘下の独自動車シートメーカー、レカロ・オートモーティブ・シーティングはこのほど開催されたフランクフルト・モーターショー(IAA)に新開発したレカロ・スポーツ・シート・プラットフォーム(RSSP)を出展した。軽量化に加え、個別ニーズ(カスタマイズ)に対応できるモジュール構造が特徴。スポーツモデルのほか、軽量化やスペースの確保が重視される電気自動車に需要があると見込んでいる。
RSSPは、背もたれ部分が上下に分かれる構造となっている。上部には炭素繊維素材を使用した一方、下部のシーティングシェル部分には高張力鋼と長繊維強化材(オルガノシート)を使用しており、軽量かつ安全性の高いシート構造としている。
IAAでは、「RSSPコンフォート」と「RSSPスポーツ・エクストリーム」の2タイプを出展した。コンフォートは量産モデルやグランツーリスモ向けで、発泡材が多く丸みのあるソフトなデザインを採用。これに対し、スポーツ・エクストリームは、レーシングカー向けで、スリムでシャープなデザインとなっている。