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2015/12/4

企業情報 - 部品メーカー

BASF、欧州でエンプラ用コンパウンドの生産能力増強

この記事の要約

独化学大手のBASFは11月27日、欧州におけるエンジニアリングプラスチック用コンパウンドの生産能力を増強すると発表した。世界的にエンジニアリングプラスチックの需要が高まっていることに対応するもので、さしあたり2017年 […]

独化学大手のBASFは11月27日、欧州におけるエンジニアリングプラスチック用コンパウンドの生産能力を増強すると発表した。世界的にエンジニアリングプラスチックの需要が高まっていることに対応するもので、さしあたり2017年からドイツのシュヴァルツハイデ工場でポリアミド樹脂(PA)「ウルトラミッド」とポリブチレンテレフタレート樹脂(PTB)「ウルトラデュアー」の生産能力を最大7万トン拡大する。

今回の措置により、BASFは従業員約50人を新たに採用する予定。また、BASFのPAとPTBの世界全体の生産能力は年70万トン以上に拡大する。

BASFはエンプラ用コンパウンドの需要拡大に対応するため、今年半ばに上海工場でPAとPTBの生産能力を2倍以上に拡大し、熱可塑性ポリウレタン(TPU)の生産能力も増強した。また、韓国では10月末に「ウルトラミッド」と「ウルトラデュアー」を生産するコンパウンド工場の操業を開始した。

「ウルトラミッド」と「ウルトラデュアー」は自動車や電気電子、建設、家具産業の高機能部品に使用されている。例えば、自動車のシート構造材、オイルパン、エンジンマウント、センサー、コネクタ、椅子、固定具などに使われている。

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