仏ルノー、中国合弁工場を稼働

仏自動車大手のルノーが中国の東風汽車と設立した合弁会社、東風ルノー(DRAC、東風雷諾汽車有限公司)が2月1日、湖北省武漢市に建設した新工場を稼働させた。新工場の生産能力は15万台で、将来は2倍の30万台まで拡大することができる。

同工場で最初に生産するモデルは、ルノーのSUV「カジャール」。パノラマサンルーフ、四輪操舵(4WS)など、2015年に欧州で発売したカジャールとはいくつか異なる装備を採用している。同モデルは昨年11月に広州国際モーターショーで発表した。3月から中国市場で販売を開始する。新工場では部品の80%以上を現地調達するという。新工場は、組み立て棟のほか、パワートレインを生産する施設や現地ニーズに合わせて製品を調整するための研究開発センターを持つ。

ルノーは2013年12月にDRACを設立し、約2年で合弁工場の開設にこぎつけた。DRACの従業員数は2015年末時点で約2,000人に増えた。

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