ドイツ鉄道は15日、鉄道による旅客輸送と電気自動車のカーシェアリングサービスを組み合わせた新サービス「フリンクスター・コネクト(Flinkster Connect)」を開始すると発表した。当初は2月18日からベルリンでパイロットプロジェクトとして始動する。
新サービスは、鉄道乗車券の販売とドイツ鉄道のカーシェアリング子会社フリンクスターが展開する電気自動車を利用したカーシェアリングサービスを組み合わせたサービスで、オンラインプラットフォームで乗車券を購入する際にカーシェアリングサービスを予約することができる。カーシェアリング料金は1日当たり29ユーロとなり、最大7日間利用することができる。
このような新サービスの導入は、旅客輸送市場で鉄道と鉄道以外の交通事業者の競争が激化していることがあり、新サービスの提供により顧客を囲い込む狙いがある。
ドイツ鉄道は、2015年夏にはダイムラーのカーシェアリングサービス「CAR2Go」とも提携している。