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2016/4/22

企業情報 - 部品メーカー

シーメンスとヴァレオ、高電圧電気駆動車部品の合弁設立

この記事の要約

独電機大手のシーメンスと仏自動車部品大手のヴァレオは18日、電気駆動車向けの高電圧駆動部品を製造する合弁会社を折半出資で設立する計画で合意したと発表した。両社の協力により、製品の幅が広がり、事業地域や調達などで相乗効果も […]

独電機大手のシーメンスと仏自動車部品大手のヴァレオは18日、電気駆動車向けの高電圧駆動部品を製造する合弁会社を折半出資で設立する計画で合意したと発表した。両社の協力により、製品の幅が広がり、事業地域や調達などで相乗効果も得られる。新会社は、乗用車および小型商用車向けの電圧が60ボルトを超える電気モーターやパワーエレクトロニクス製品を開発、生産する。本社をドイツのエアランゲンに置き、従業員数は700人(シーメンス:500人、ヴァレオ:200人)で事業を開始する計画。

新合弁会社では、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車向けに、電気モーター、レンジエクステンダー、DC/DCコンバータ、整流器、充電器、電気駆動システムなどを開発、販売、生産する。

ヴァレオはパワートレインシステムビジネスグループ(PTS)から高電圧エレクトロニクス事業(従業員数:200人、うち、フランス90人)を、シーメンスはEカー・パワートレインシステム事業(従業員数:500人、うち、ドイツ370人、中国130人)を合弁会社に移管する。

合弁会社では、シーメンスの電気モーターや変換器(コンバーター)などの製品やノウハウと、ヴァレオの製品および自動車部品メーカーとして構築した顧客基盤を生かし、世界市場で事業を展開することを計画している。

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