独高級車大手BMWのイアン・ロバートソン取締役(販売・マーケティング担当)は4月25日に開幕した北京モーターショーで、中国市場では長期的な潜在成長性を見込んでおり、中国および同国市場の顧客ニーズに強くコミットしていく方針を示した。BMWは今回の北京モーターショーでは、新型「7シリーズ」や、新型「X1」の ロングホイールベース版などを出展した。
ロバートソン取締役は、新型「7シリーズ」に初めてMモデルと「iパフォーマンス」モデルを導入しラインアップを拡充すると説明した。これにより7シリーズは、ハイパフォーマンスから低エミッションまでをカバーするこラインアップとなり、このことはBMWが常に顧客の望みを先取りする方向で発展を続けていること示している、と強調した。また、「BMWグループは常に前を見つめ、絶えず自分自身に挑戦している、何故ならば、未来を予想する最高の方法は未来を創造することである、ということを確信しているからだ」ともコメントした。
■ Mモデルのラインアップを拡充
ロバートソン取締役は、BMW Mシリーズの将来の成功のカギは戦略的な拡大にある、と述べ、Mモデルのポートフォリオの隙間を埋めていく方針を示した。コアブランドから販売する「Mパフォーマンス」にも成長潜在性があると見込んでいる。具体的には、「M2クーペ」や「X4 M40i」など、より魅力的なMモデルを投入していく意向を示した。