BMWは賃貸アパートやマンションなど住宅向けのカーシェアリングサービスを検討しているもようだ。同社のペーター・シュヴァルツェンバウアー取締役(MINI/モトラッド(二輪)/ロールスロイス/BMWグループ・アフターセールス担当)はdpa‐AFX通信に対し、例えば、アパートやマンションの地下駐車場に車両が置かれており、住人が自由に利用できるような仕組みを考えていると述べた。
BMWが4月に米シアトルで開始したカーシェアリングの新サービス「リーチナウ(ReachNow)」では、このようなコンセプトを取り入れており、企業や住宅施設など一定のグループでリーチナウの車両を長期間に渡り共有することができる。
シュヴァルツェンバウアー取締役は、一定のグループで車両を共有するコンセプトにより、駐車スペースが少ない場所でもカーシェアリングを提供できると指摘する。例えば、北京では駐車場の不足が深刻な問題となっているため、一定の地域内に車両を分散して配置するカーシェアリングサービスは難しいと説明した。