仏自動車大手のルノーはスペインの工場で2020年までに全く新しいモデルの生産を開始する計画だ。同計画の実施に向けて6億ユーロを投資する計画。メディアの問い合わせに対し同社の広報担当者が明らかにした。
独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、ルノーはスペインで現在、「キャプチャー」、「メガーヌ」、「カジャール」に加え、小型電気自動車「トゥイージー」を生産している。生産規模は年約50万台で、ルノーにとってはフランスに次いで生産台数が多い。
新型モデルの生産により、2020年までに正規雇用で600人、臨時雇用で1,400人分の職場が創出される見通し。今回の決定の背景には、柔軟性の高い労働条件について労使が4月に合意したことがある。これにより、スペインの工場では、週7日、ほぼ24時間体制で生産することができるようになるという。