独高級車大手BMWのハラルド・クリューガー社長(50)は取締役会の若返りを図るもようだ。独経済誌『マネージャーマガジン』が同社筋から得た情報によると、フリードリッヒ・アイヒナー財務担当取締役(61)の後任にはニコラス・ペータース氏(54)が就任する見通し。クラウス・ドレーガー調達担当取締役(59)も交代の可能性が高いと報じている。同社の監査役会は今夏の終わり頃に役員人事について決定する予定という。
BMWでは通常、取締役が60歳までに退任する慣例がある。アイヒナー取締役は契約延長によりすでにこの年齢制限を超えており、2017年の株主総会を前に62歳となる。後任として名前の挙がっているペータース氏は現在、欧州地域の販売部長を務めている。
同誌によると、ドレーガー取締役も年齢的な理由から退任する見通しだが、後任はまだ決まっていないもよう。有力候補には、マークス・デュースマン氏(46)の名が挙がっている。