独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)はチェコ子会社であるシュコダ自動車の米国市場への再進出を検討している。独経済紙『ハンデルスブラット』の取材に対し、シュコダの広報担当者が事実であると認めた。ただ、進出の可能性を調査中であり、まだ正式には決定していないと強調した。また、VWグループは2025年までの将来戦略を策定中であり、シュコダは同戦略の一環として米国市場参入を検討していると説明した。
同紙によると、シュコダの米国進出は、同社が販売する複数のモデルについて米国で商標権を取得したことからも明らかになった。米国特許商標庁のデータベース(TESS)には5月末からシュコダの「スパーブ」「オクタビア」「イエティ」が登録されている。
シュコダは1991年にVWグループの傘下に入る前の、1950~1960年代に米国市場に進出していた。