PSA、イランで合弁設立・シトロエンを現地生産へ

仏自動車大手のPSAグループは7月21日、イランの自動車メーカー、サーイパー(SAIPA)とシトロエンブランドの車両を生産・販売する合弁会社を設立する枠組みで合意したと発表した。新合弁会社は折半出資で設立し、デザインからマーケティングまですべての事業を展開する。今後5年間で3億ユーロ以上を生産および研究開発(R&D)に投資する計画だ。両社は年内の最終合意を見込んでいる。

シトロエンモデルの生産は、PSAグループが50%を出資する予定のイランのカーシャーン工場で行う予定。同工場では2018年までに本格的な生産体制が構築できる見通し。

シトロエンは1966年からイラン市場に進出、同年からサーイパーと協力関係にある。

■ イラン・ホドロと合弁設立で合意、プジョー生産

PSAグループによるイランでの合弁設立はサーイパーで2件目となる。PSAグループは今年1月、イランの自動車大手イラン・ホドロと折半出資の合弁会社を設立することで合意したと発表した。同合弁会社は2017年下半期にテヘランの工場で最新エンジンを搭載したプジョー車の生産を開始する計画で、今後5年間に生産および研究開発(R&D)に最大4億ユーロを投資する。

上部へスクロール