独高級車大手のBMWはテレマティクスサービス「コネクテッドドライブ」を拡充する。通信大手ドイツテレコムとの協力により、7月から新しいeSIMカードを導入し、第4世代(LTE)の高速移動通信網への接続を可能にした。また、無線LANホットスポットを経由して、車内で最大10台の端末がインターネットを利用できるようにした。
「コネクテッドドライブ」の基盤となるのは、高速移動通信網と車両に組み込まれたSIMカード。BMWはドイツテレコムとの協力により、eSIMカードを通して高速のLTE網への接続を可能にした。eSIMカードは、従来のSIMカードのように再設定の際にカードを交換する必要がない。
BMWは2015年10月から、新型「7シリーズ」に車内無線LANホットスポットを導入した。2016年7月からは他のBMWモデルにもホットスポットの搭載を広げていく。