BMWグループ、7月の自動車販売は4.0%増

独高級車大手のBMWは10日、2016年7月のグループ自動車販売が前年同月比4.0%増の18万80台に拡大したと発表した。欧州、アジア市場での販売が伸びたほか、西欧でプラグインハイブリッド車など電気駆動車の販売が好調だった。1~7月の累計は前年同期比5.5%増の134万3,217台となっている。

7月のBMWブランド単独の販売は、前年同月比4.0%増の15万3,392台と、7月では過去最高を記録した。MINIブランドの販売は4.0%増の2万6,439台だった。

地域別の7月の販売(BMW、MINI)では、欧州が前年同月比5.6%増の7万9,815台、アジアも7.9%増の5万6,819台と好調だった。アメリカは3.9%減の3万8,097台と低迷した。

西欧市場では販売に占める電気駆動車の割合が4%と、他の市場に比べて高かった。オランダやスカンジナビア諸国など、政府が電気駆動車の普及促進に積極的な国で販売が伸びている。

同社のイアン・ロバートソン取締役(販売・マーケティング担当)は、「『7シリーズ』、『「3シリーズ』、『2シリーズ・アクティブツアラー』のプラグインハイブリッド車の受注はすでに年内の生産計画を上回っている」と説明し、「このことはすべてのモデルシリーズを段階的に電気駆動化していく我々の戦略がまさに正しいことを裏付けている」とコメントした。

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