西グルーポ・アントリン、独工場閉鎖も

スペインの自動車部品大手グルーポ・アントリンのドイツのレーゲンシュタウフ工場が閉鎖の危機に直面しているもようだ。独業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版、8月30日付)によると、ドイツ鉱業・化学・エネルギー産業労組(IG BCE)のマークス・ハオトマン氏は8月30日、同工場について、「1年程前から新規受注がなく、大幅な人員削減あるいは工場の閉鎖も視野に入れなければならない」とコメントした。9月16日に従業員に今後について説明するという。

レーゲンシュタウフ工場には従業員約300人が勤務しており、独高級車大手BMW向けに内装部品を生産している。

同工場は2年前に建設したばかり。当時はカナダのマグナ・インターナショナルの工場だったが、アントリンがマグナの内装事業を買収したため、同工場もアントリンの所有となった。

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