独トルンプ、3Dプリンター事業の成長見込む

独工作機械大手のトルンプは、3Dプリンター事業が今後大きく成長すると見込んでいる。独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』(10月20日付)によると、同社のレーザー技術・エレクトロニクス部門を統括するペーター・ライビンガー取締役(研究開発担当)は、同社の金属3Dプリンターの売上高が今後8年以内に5億ユーロに拡大するとの見通しを示す。

また、同社のニコラ・ライビンガー・カミュラー社長は、3Dプリンター事業の人員を今事業年度(6月末締め)および来事業年度にそれぞれ100人ずつ増員する方針を示している。主に、開発機能の中心である本社のディッツィンゲンで増員する予定。現在は従業員75人が同事業分野に携わり、外部の研究機関とも協力している。

トルンプは、2015/16年度の研究開発費が2億9,600万ユーロと、売上高の10.5%を占めた。従業員数(約1万1,200人)の15.3%に相当する1,750人が研究開発に従事しており、うち1,200人は国内拠点に勤務している。

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