ドイツ乗用車新車登録、10月は5.6%減少

ドイツ連邦陸運局(KBA)が11月2日発表した2016年10月の国内乗用車新車登録は、26万2,724台となり、前年同月に比べ5.6%減少した。10月は前年同月に比べ営業日が2日少なかったことが影響した。1~10月の累計は、前年同期比4.9%増の281万8,507だった。

10月のブランド別登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が19.7%減の4万9,441台と大きく落ち込み、他のドイツメーカーも前年同月の実績を下回った。

国外ブランドでは、首位のシュコダが前年同月比2.6%増の1万4,171台、2位のルノーも3.4%増の9,994台と販売を伸ばした。国外勢ではこのほか、ジャガー(116.4%増)とアルファ・ロメオ(79.2%増)が大きく伸びた。

日本勢は、レクサス(60.7%増)、トヨタ(12.3%増)が2ケタ増、ホンダ(2.2%増)、スバル(2.4%増)も前年同月を上回った。三菱自(5.3%減)、スズキ(4.6%減)、マツダ(3.8%減)、日産(0.1%減)は前年同月に比べ減少した。

10月の新車登録のうち、ハイブリッド車は5,011台で、前年同月に比べ67.5%増加した。このうち、プラグインハイブリッド車は1,449台で、前年同月に比べ40.5%増加した。電気自動車は1,167台にとどまり、前年同月に比べ30.8%減少した。

■ 輸出・国内生産も減少、営業日2日減が影響

独自動車工業会(VDA)によると、10月の輸出台数は、前年同月比8%減の36万4,700台、国内生産も11%減の47万2,800台にとどまった。1~10月の累計では、輸出が前年同期比1%減の370万3,900台、国内生産は前年並みの485万1,500台だった。

10月は、国内受注も前年同月比で約11%減と落ち込んだが、国外受注は3%増加。1~10月の累計も、国内受注が前年同期に比べ約2%減少したが、国外受注は2%の増加だった。

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