英自動車工業会(SMMT)は10月27日、2016年9月の国内自動車生産統計を発表した。乗用車の生産は15万9,726台となり、前年同月に比べ0.9%増加した。国内向けの生産は10.6%減少したが、輸出が5.0%増の12万3,119台と好調だった。
1~9月の累計は、前年同期比10.5%増の129万2,453台。うち輸出が12.2%増の100万642台となり、1~9月期で初めて100万台の大台を超えた。
■ 商用車生産は0.7%減、エンジン生産は6.3%増加
9月の商用車生産は前年同月比0.7%減の9,742台だった。輸出が16.5%増と大幅に伸びたものの、国内向けが18.0%減と大きく落ち込んだ。昨年9月は商用車生産が2倍以上に伸びた反動もある。1~9月の商用車生産は前年同期比2.9%減の6万9,342台だった。
9月のエンジン生産は23万9,086基となり、前年同月に比べ6.3%増加した。国内向けが38.1%増と大きく伸びた。同国における近年の新工場建設ラッシュや新モデルへの投資が好調な国内出荷を後押ししていることが背景にある。