BMW、自動運転の研究センターを計画

独高級車大手のBMWは、自動運転技術の研究センターを開設する計画ようだ。現在、ミュンヘンおよび近郊で用地を探しており、12月にも同社の取締役会が新しい拠点を決定する見通しという。独日刊紙『南ドイツ新聞』(10月27日付)が報じた。新しい研究センターには、テストコースを整備する計画で、従業員約2,000人が勤務する予定。候補地として現在、ハールなど複数の場所が挙がっているという。

同紙によると、BMWでは現在、エンジニアやソフトウエア・ITの専門家など約1,000人がミュンヘンの複数の拠点に分散して自動運転分野の研究開発を行っている。ミルベルツホーフェンやガーヒング・ホッホブリュックなどが主な拠点となっているが、従業員を増やす余地が限られ、テストコースもないという。このため、BMWは新しい研究センターを設け、現在分散している研究機能を一カ所に集約し、研究開発を強化・加速する計画という。

また、BMWの広報担当者は『南ドイツ新聞』紙の問い合わせに対し、新しい研究センターは、自動車のネットワーク化やデジタル技術、エレクトロモビリティ、燃料電池技術など、他の革新的な技術の試験・開発にも活用する計画で、長期的には研究センターの規模を拡大していく方針であることも明らかにした。

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