BMW、独ライプチヒ工場への部品輸送に電気トラック導入

ドイツの高級車大手BMWと物流会社エルフラインは14日、BMWのライプチヒ工場への部品輸送に40トンの電気トラックを導入した。ライプチヒ工場から5キロメートル離れたエルフラインの物流センターの間を2シフト体制で毎日運行する。

この電気トラックはオランダのテルベルフ(Terberg)製で、充電時間は3時間。1回のフル充電で最大80キロメートルを走行することができる。テルベルフ製の電気トラックは、2015年からBMWのミュンヘン工場で部品輸送に投入されており、ミュンヘンでのパイロットプロジェクトで好結果が得られたため、ライプチヒ工場への導入を決めた。

エルフラインは電気トラックで、ライプチヒ工場で生産する電気自動車「i3」やプラグインハイブリッドのスポーツカー「i8」の部品を輸送する。また、この電気トラックは再生可能エネルギー電力のみで充電する。ライプチヒ工場への輸送では、電気トラックの投入により、二酸化炭素(CO2)排出量をディーゼルエンジントラックに比べ年21トン削減することができるという。

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