アウディのハンガリー子会社、モーション・キャプチャーで生産工程を改善

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリア・モーターは、人間の動作をデジタル情報化して記録する「モーション・キャプチャー」を生産工程の改善に活用している。

アウディ・フンガリア・モーターが導入したモーション・キャプチャーは、ハンガリーの新興企業AXSモーションシステムが開発したもので、センサーの付いたスーツとソフトウエアで構成される。スーツを着用した従業員の動きをデジタル化し、ソフトウエアで人間工学的に適さない動きを分析することができる。このセンサー付スーツによるデータ収集は、実験室のような人工的な場所に限らず、実際の作業現場でも可能という。

同システムはすでに、さまざまな工程に導入しており、労働環境の改善に役立てている。同工場では、今後の作業工程の設計にも同システムを活用する方針を示している。

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