BMW、鉄道貨物輸送の拡大でCO2削減

独高級車大手のBMWグループは2016年秋から、各拠点と港湾を結ぶ自動車部品の後背地域輸送における鉄道利用を増強した。貨物輸送における二酸化炭素(CO2)排出量の削減は、同社のサステナビリティ戦略の一環に位置付けられる。

具体的には、ドイツ鉄道(DB)傘下の鉄道貨物輸送会社DBカーゴによる貨物コンテナ輸送を年7万個(TEU換算)増やした。DBカーゴはドイツとオーストリアで再生可能エネルギー由来の電力を使用する輸送サービス「DBエコ・プラス(DB Eco Plus)」を提供しており、BMWは今回の措置により、CO2排出量をトラック輸送に比べて年2万3,500トン削減できるとみている。

今回は、ドイツのディンゴルフィングおよびヴァッカースドルフの2拠点から発送する鉄道貨物を年約7万コンテナ(TEU)増やした。将来はヴァラースドルフから独北部の港湾へ輸送する貨物輸送にもDBエコ・プラスを活用する予定。

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