ホンダは11月29日、同社の燃料電池車「クラリティ・フューエル・セル」を欧州市場の顧客に初めて納車すると発表した。欧州市場における燃料電池車の普及促進を目指す共同プロジェクト「HyFive」の一環として、ロンドンとコペンハーゲンの顧客に納車する。
「HyFive」は、ロンドン市が主導するプロジェクトで、燃料電池車の認知度向上などによる普及促進を目指している。BMW、ダイムラー、ホンダ、現代自動車、トヨタの自動車メーカー5社のほか、欧州連合(EU)の欧州委員会と水素および燃料電池関連企業、研究機関が発足させた燃料電池水素共同実施機構(FCH-JU)などが参加している。
自動車メーカー5社は同プロジェクトを通して、オーストリア、デンマーク、ドイツ、イタリア、スウェーデン、英国の個人および法人顧客に計185台の燃料電池車を納車する予定。