独電機大手のシーメンスと仏自動車部品大手のヴァレオは12月1日、今年4月に設立について合意した新合弁会社が事業を開始したと発表した。今後の成長が見込まれる電気駆動車向けの高電圧駆動部品を製造する。社名はヴァレオ・シーメンス・イーオートモーティブ(Valeo Siemens eAutomotive)で、本社をドイツのエアランゲンに置く。出資比率はそれぞれ50%。従業員数は約1,000人。
新合弁会社では、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車向けに、電気モーターや、充電器、整流器、DC/DCコンバータなどを開発、生産する。
ヴァレオは高電圧のパワーエレクトロニクス製品やレンジエクステンダー、車載充電器などを生産する事業分野を、シーメンスは電気モーターやパワーエレクトロニクス製品を生産するEカー・パワートレインシステム事業を合弁会社に移管する。
拠点は、研究開発(R&D)センターがフランス(セルジー・ポントワーズ)、ドイツ(エアランゲン、バート・ノイシュタット)、ノルウェー(ドランメン)、中国(上海)にあり、生産拠点は、ドイツ(エアランゲン、バート・ノイシュタット)、ハンガリー(ヴェスプレーム)、ポーランド(チェホビツェ)、中国(常州、深セン、天津)にある。