独ティッセンクルップ、中国に新工場建設

独鉄鋼系複合企業のティッセンクルップは23日、中国浙江省北部の平湖市に新たな自動車部品工場を建設する計画を発表した。年内に着工し、2018年に操業を開始する予定。年500万個のサスペンションとスタビライザーを生産する予定。

新工場ではヨーロッパ、アメリカ、日本、中国の自動車メーカー向けにOEM生産を行う。投資規模は3,000万ユーロで、新たに200人を雇用する見通し。

サスペンションやスタビライザーの生産は、ティッセンクルップのコンポーネント・テクノロジー事業部の管轄にある。同事業部は、自動車、建設、風力発電設備向けに各種コンポーネントを生産している。中国には11の生産拠点を持ち、中国江蘇省常州市では現在、世界最大規模のステアリングシステムの工場を建設している。

ティッセンクルップは過去三年間に中国の生産能力拡張に約3億ユーロを投資してきた。

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