ドイツ乗用車新車登録、1月は10.5%増加

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2月2日発表した2017年1月の国内乗用車新車登録は24万1,399台となり、前年同月に比べ10.5%増加した。大幅な増加は、前年同月に比べ営業日が2日多かったことが一因。顧客別では、法人が全体の68.5%(前年同月比9.2%増)、個人は31.5%(13.5%増)を占めた。

ブランド別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比5.1%増の4万9,535台で、市場シェアは20.5%となった。ドイツ勢では、メルセデスベンツ(20.1%増)、BMW(18.8%増)、スマート(18.4%増)、MINI(15.2%増)が2ケタ増を確保、アウディは0.3%減と低迷した。

国外ブランドでは、首位のシュコダが前年同月比28.4%増の1万2,712台(市場シェア:5.3%)でもっとも多く、2位のルノーも26.4%増の7,847台(同:3.3%)と2ケタの増加だった。

日本勢は、レクサス(148.0%増)が3ケタの増加となったほか、トヨタ(30.2%増)、スズキ(22.4%増)、三菱自(14.3%増)、スバル(9.8%増)、マツダ(6.7%増)も好調だった。ホンダ(27.3%減)、日産(5.9%減)は前年同月を下回った。

燃料別では、ガソリン車が全体の52.2%(16.4%増)、ディーゼル車は45.1%(2.4%増)だった。電気自動車は1,323台(177.4%増)、ハイブリッド車は前年同月に比べ66.1%増え、市場シェアを1.9%とした。うち、プラグインハイブリッド車の市場シェアは0.6%にとどまるが、前年同月比では57.1%の増加だった。

■16年の国内生産・輸出は前年並み

独自動車工業会(VDA)によると、1月の国内受注は前年同月比3%増、国外受注も2%増加した。国内生産は前年同月比11%増の46万2,900台、輸出も34万6,500台と、11%の増加だった。

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