独自動車エンジニアリング大手FEV、グローバル・エクセレントセンターを開設

ドイツの自動車エンジニアリング大手FEVは、「賢い車(スマート・ビークル)」の開発を強化するためグローバル・エクセレントセンターを開設した。独『シュピーゲル』誌(オンライン版)が報じた。新センターではつながる車(コネクテッドカー)や自動運転技術に焦点を当て、各拠点の様々な分野の専門家と連携して革新的な技術を開発することを目指す。センターの責任者にはFEVノースアメリカのステファン・アルヌッツアー副社長が就任した。

新センターでは運転補助システムと自動運転機能の統合に加え、特にCar2XやCar2Cloudを活用したインフォテイメントやテレマティックシステムの開発にも力を入れる。

FEVグループのステファン・ピシンガーCEO兼会長は、新たな機能やインターフェース、部品の統合は自動車メーカーやエンジニアリング会社にとってきわめて複雑な開発課題になっていると述べ、新センターの開設による新たな挑戦に期待を示した。

なお、FEVは1978年にアーヘン工科大学教授だったステファン・ピシンガーCEOによって設立された。米国や日本、中国などに拠点を持つ自動車エンジニアリング大手の一つ。世界にエンジニア約4,000人を抱えている。

上部へスクロール