独オスラム、自動車事業好調で増収

独照明大手のオスラムが発表した2016/17年度第1四半期の売上高は9億9,100万ユーロとなり、前年同期比で5.4%の増収を確保した。為替変動やM&A(企業買収・売却)などの影響がなければ、約8%の増収となっていた。株主利益は3億3,700万ユーロから9,800万ユーロに後退した。

LEDチップと自動車用照明事業が好調なオスラムは、新事業年度を増収でスタートした。スマートフォン向けなど赤外線チップが好調なほか、自動車向けの運転アシストや車間距離測定システム事業も増収に寄与している。自動車用照明の需要も大きいという。

特別計上項目を除く金利・税金・減価償却前営業利益率(Ebitda)は0.2%減の18%だった。オラフ・ベルリエン最高経営責任者(CEO)は今後の業績見通しについてポジティブ傾向にあるとの見解を示している。

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