MINI初のプラグインハイブリッド車、6月に店頭販売を開始

独高級車大手BMW傘下の小型車ブランドMINIは2017年6月24日に初のプラグインハイブリッド車「ミニクーパーSEクロスオーバーALL4」の店頭販売を開始する。

ドイツでの販売価格は3万5,900ユーロ(付加価値税19%込み)。ドイツ政府と自動車メーカーが共同で実施している電気駆動車(エレクトロモビリティ)の購入補助金制度を利用すると、3,000ユーロの助成を受けることができる。

「ミニクーパーSEクロスオーバーALL4」は、ツインパワーターボ技術を装備した3気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせている。システム出力は165kW/224PSで、停止した状態から時速100キロメートルの加速性能は6.8秒となっている。

内燃エンジンは6速のマニュアルモード付オートマチック・トランスミッション(ステップトロニック)と組み合わせて前輪を駆動して、電気モーターで後輪を駆動する全輪駆動システムを採用している。

発進時は電気モーターのみを駆動し、時速80キロメートルから内燃エンジンが作動する仕組み。トグルスイッチで「eDRIVE」を選択すると、時速80キロメートル以上でも電気駆動のみで走行することができる。

電気モーター単独の航続距離は最大40キロメートル、「MAX eDRIVE」モードでの最高速度は時速125キロメートルとなっている。

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