独ZF、中国の開発能力を増強

独自動車部品大手のZFは上海モーターショー(一般公開:2017年4月21~28日)の開催に合わせて、上海市松江区に建設した新しい開発センターの開所式を行った。今後5年かけて段階的に拡張し、2020年までに総面積を5万4,000平方メートルとする計画。従業員数も現在の400人からさらに600人増やし、約1,000人とする予定。投資総額は5,000万ユーロ。

同開発センターでは、乗用車、商用車、鉄道車両、特殊車両など幅広い分野のドライブラインとシャーシ技術のアプリケーション開発に重点を置く。なかでも、中国で急成長しているエレクトロモビリティに注力する方針。また、試験装置も刷新・拡充する。

この新開発センターは、上海の嘉定区安亭鎮にある既存のZF技術センターとも密接に連携していく。安亭鎮の技術センターでは、アジア市場向けのアクティブ/パッシブセーフティー技術に重点を置いている。

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