欧州自動車工業会（ACEA）は4月26日、2017年3月の商用車新車登録統計を発表した。欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）は26万6,930台と、前年同月に比べ10.0％増加した。大幅な増加は、復活祭（イースター）の祝日が昨年は3月にあったが、今年は3月ではなく4月にある影響が大きい。1～3月の累計は、前年同期比7.5％増の60万6,258台だった。
3月の主要国の登録台数は、英国（1.3％減）が減少したものの、フランス（13.7％増）、ドイツ（17.3％増）、イタリア（17.0％増）、スペイン（24.3％増）の4カ国は2ケタの増加だった。
カテゴリー別では、すべてで前年同月を上回った。3.5トン以下の小型商用車は、前年同月比10.5％増の22万5,861台。3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比7.1％増の3万6,870台。16トン以上の大型トラックは前年同月比6.2％増の2万9,979台だった。
バスは前年同月比9.1％増の4,199台。主要国では増減率にばらつきがあり、イタリア（57.8％増）とドイツ（21.6%増）は大幅な2ケタ増、スペイン（6.0％増）、英国（1.7％増）は1ケタの増加、フランス（8.6％減）は前年同月を下回った。