独高級車大手BMWは4月末、ベルリンの空港運営会社であるフルークハーフェン・ベルリン・ブランデンブルクに電気自動車「i3」30台を納車した。さらに、BMW「216i アクティブツアラー」30台も納車する。これらの車両は、ベルリンのテーゲル空港、シェーネフェルト空港および現在、建設中のベルリン・ブランデンブルク国際空港(BER)の業務車両として投入される。
BMWドイッチェラント(国内販売会社)の販売サービス・特殊車両事業を統括するクリスティアン・ファルキンガー部長は、4月27日にシェーネフェルト空港で行われた「i3」の納車式で、「BMW i3は、ベルリンのような大都市では特に、敏捷性やBMW eドライブ(電気駆動システム)によるエミッションフリー走行の強みを大いに発揮できる。このため企業や公的機関の社用車・公用車に大変適している」とコメントした。
リチウムイオン電池の容量を高めた「i3(94Ah)」は、新欧州ドライビングサイクル(NEDC)モードにおける最大航続距離が300キロメートルとなる。悪天候時やエアコンを使用する日常の走行でも、1回のフル充電で最大200キロメートルを走行できる。