MINI初の電気自動車のコンセプトカー、IAAに出展

独高級車大手BMWグループ傘下の小型車ブランドMINIは、9月にドイツで開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)で電気自動車のコンセプトカー「MINIエレクトリック・コンセプト」を発表する。MINI初となる電気自動車の量産モデルは2019年に発表する予定。

同コンセプトモデルは、MINIの特徴であるゴーカートのようなスピード感や軽快なハンドリング(ゴーカートフィーリング)を実現しているという。また、外観には、シルバーとイエローの対照的なツートンカラーを採用した。

フロント部分は、ラジエーターグリルとヘッドライトのデザインを刷新した。ラジエーターは、空気抵抗を低減するため塞ぎ、黄色のバーと「Eバッジ」と呼ぶマークを施し、アクセントをつけた。ヘッドライトには、LEDの昼間点灯用ライト(デイライト)を採用した。

■ 実証試験用に「MINI E」を開発

BMWグループは2008年に、MINIの電気自動車「MINI E」を実証試験用に開発した。「MINI E」を600台以上投入して実施した試験データは、BMWグループ初の電気自BMW「i3」の開発に生かされた。

MINIブランドの電気駆動車としては、2017年初めに同ブランド初のプラグインハイブリッド車「MINI クーパーS E カントリーマン オール4」を発表した。MINIの電気自動車の量産化は今回が初めてとなる。

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