旭化成(東京都千代田区)は10月1日、ドイツのドルマーゲン(デュッセルドルフ近郊)にある旭化成スパンデックスヨーロッパ内に欧州R&Dセンターを開設した。自動車、環境・エネルギー分野などにおける(1)先端技術情報の収集・蓄積(2)新事業開発の推進に加え、(3)欧州顧客への技術的サポート、グレード開発、用途開発などの迅速な技術提案(4)ドイツを中心とした企業・大学との共同開発――を推進していく方針を示している。
旭化成は昨年、ドイツのデュッセルドルフに化学品、樹脂製品、繊維、電子部品の欧州販売・マーケティングを統括する旭化成ヨーロッパを設立し、同年4月に営業を開始した。欧州R&Dセンターは、旭化成ヨーロッパと連携し、欧州市場の顧客ニーズに迅速かつ効率的に対応していく。