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2017/10/13

一般・技術・その他 (旧)

ダイムラー、独南部の試験・技術センターを部分稼働

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは5日、ドイツ南部のインメンディンゲンに建設中の新しい屋外試験・技術センターにおいて、すでに完成している4つの試験モジュールの運用を開始した。同センターの総面積は520ヘクタールで、運転支援システ […]

独自動車大手のダイムラーは5日、ドイツ南部のインメンディンゲンに建設中の新しい屋外試験・技術センターにおいて、すでに完成している4つの試験モジュールの運用を開始した。同センターの総面積は520ヘクタールで、運転支援システムや自動運転機能、電気自動車などの走行試験を実施することができる。2018年末に完成し、運営を開始する予定。投資規模は2億ユーロで、約300人の雇用を見込んでいる。

同センターではすでに、9月から従業員100人が業務を開始している。今回は、◇市街地での走行(運転支援シスステム、車車間および車両とインフラ間の通信(Car to X)、自動運転機能など)◇急こう配◇道路のない自然地域での全輪駆動車やオフロード車の走行◇自動運転――を試験できる4つのモジュールを開設した。

ダイムラーは2011年に同センターの建設計画を決定し、2015年初めに鍬入れ式を行った。2016年9月に最初に開設したモジュールは、悪条件の道路での走行試験をする施設だった。今回で計5つのモジュールが完成し、運用を開始した。

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