独ヘラー、スピンオフ企業を設立

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは14日、ベルリンに拠点を置く同社の起業支援組織から初のスピンオフ企業となるBrighter AIを設立したと発表した。Brighter AIが開発した深層学習(ディープラーニング)アプリケーションでは、夜間や悪天候の視界が悪い状況で、赤外線カメラの映像から昼間や晴天時のような映像を再現することができる。

同社の技術はすでに、セキュリティ業界に投入されている。同社ではこのほかにも、自動車業界や航空宇宙産業、医療分野などでも当該技術を活用できると見込んでいる。

自動車分野では例えば、夜間の走行中にバックミラーに移る車両の後方の様子を日中に見えるような画像で表示することができる。医療分野では画像ベースの診断システムなどに需要があると見込んでいる。

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